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父が遺したモノ

 今年初旬に父が亡くなりました。

具合が悪いと入院してからあっという間の出来事でした。

 

父は、大学を卒業してからフリーのフォトグラファーとして50年以上活動しており、亡くなる直前まで学校の遠足などの撮影をしていました。

どこへ行くにも片時とカメラを手放すことはなく、カメラ小僧がそのまま大人になってしまったような人でした。

 

父が亡くなってから、しばらくいろいろな事に手がつけられないような状態でしたが、納骨も無事終わり、各種手続きや遺品整理もある程度片付きましたので、ここで父について綴ることにしました。


 さて、身内が亡くなると残された遺族は公的な手続きや遺品整理に追われるわけですが、公的な手続きもある程度片付き遺品整理をしていると、オールドカメラや、もう使えないであろう三脚やストロボ、カメラバッグがたくさん出てきました。

金額的には価値のあるものは殆どありませんでしたが、これといった財産や蓄えもなかった父にとっての撮影機材はお宝であり、唯一と言っていいほどの財産だったのかもしれません。

なかでも父にとっての一番お宝は、自ら撮影した写真の数々。自らが生きた証を形として残せる写真というものが何よりのお宝だったのではないかと思います。

マウントされたポジ、スリーブのままファイリングされたネガ。CD-RDVD-R。その点数は数える事が難しいほどです。

どれも丁寧に保管されており、ひとつひとつに撮影日や撮影場所などが記載されていました。

 

現在私は、その大量のフィルムをデータ化しており、その一部の父の作品を皆さんにご覧いただこうと思っております。

まだ、全ての写真を把握できていないので、データ化する過程で目についたものを、私が勝手にタイトルをつけてご紹介いたします。


『ぼくがいちばん』 135mmポジ

 


『はじめてたてたよ』135mmネガ

 


『ぼくといもうと』 135mmネガ


『河口湖の花火』6×9ブローニーポジ


『捕食!』6×7ブローニーポジ


『アメリカのひまわり畑』6×6ブローニーポジ


『ポーテージ湖』6×6ブローニーポジ


『カナディアンロッキー』6×7ブローニーポジ


『消防車 about 30 years ago135mmポジ


『白バイ about 30 years ago135mmポジ


『ハイウェイパトカー about 30 years ago135mmポジ


『出初式の一幕』135mmポジ


『スタート!』135mmネガ


 紹介させていただきました写真はほんの一部になりますが、いつかこちらのサイトにフォトギャラリーを開設し、皆さんにご覧いただければと考えています。

尚、こちらの画像は「デジタルデュープ」でフィルムからデータ化して掲載しております。フィルムのデータ化に興味がありましたら、ご一報下さい。

 最後までお読みいただきありがとうございました。